もしかして、鬱病?
仕事が毎日忙しい。休日は昼過ぎまで寝てしまう。いい天気なのに、外出する気が起きない。今日も家から一歩も出なかった。誰とも話をしなかった。気分が塞いでくる。どうして仕事をしているんだろう? なんのために働いているんだろう? 月曜日が憂鬱。もしかして、これって鬱?
もしそう聞かれたら、私はこう答えます。
「いいえ、それは鬱ではありません。誰にでもある、普通の精神状態です」
仕事と私生活のバランスを取るのは難しいものです。特に就職して1人暮らしを始めた、地元以外の場所に転勤になった、など、生活の場が大きく変わると、なかなか気分転換もしにくいものです。毎日いつもたまらなく幸せであれば、こんなにいいことはありませんが、どんな成功者でも不安や落ち込みを感じるものです。それでも、最近は鬱病にかかる人が増えていますし、雑誌やテレビでも特集されているので、余計不安を感じてしまいますよね。実際に鬱病患者の数が増えているのか、それとも受診者が増えたことによって、以前なら気付かれずにいた人がカウントされることで増えているのかは、私にはわかりません。ですが鬱に苦しむ人が周囲に増えているのは事実です。
「鬱じゃないかな」と思い始めると、余計に不安になってしまいますよね。はっきりさせるためにも病院に行ったほうがいいかな、と考えることもあるのではないでしょうか。もしかすると、鬱でなくても、この不安が解消されるなら、薬を飲みたいと考えてはいませんか? 病院に行くこと自体は反対ではありませんが、服薬については個人的には賛成できません。精神関連の薬は、普通の風邪薬のような効いたのかどうかわからない薬とは違い、明確に精神に作用します。最初は楽になっていいかもしれませんが、薬をやめる時に、とても苦労する人がいます。全員そうだとは言い切れませんが、薬をやめるのが辛くて、長期的に服薬している人が実際にいました。お医者様は、強く不安を訴えれば薬を処方してくれるかもしれません。私はそれが怖いのです。
とはいえ、1人で立ち向かっても良い結果になるとは限りません。私は精神科医ではないので、正しいチェック項目を挙げることはできませんが、多くの人を見てきた経験上、この異常があったら受診してほしいというポイントがあります。
○食欲がなくなった。夕食を食べずに寝てしまうことがある。
○微熱が続く。
○眠れなくなった。
この3点のいずれかがあれば、病院に行くことを勧めます。
気分が塞ぐのは、誰にでもあることです。気分転換がうまくできないのも、多くの人が抱える悩みです。「みんながそうだから」といって、楽になれる問題ではありませんが、いつの間にか新しい友達ができたり、新しい趣味ができたりなど、時間が解決してくれることもあります。まずは、手軽なところで、見逃した映画をレンタルしてみてはいかがでしょう。とにかく外に出てみること。それから始めてみてください。
