面接では過去の職場の愚痴と悪口は厳禁
面接でアルバイト時代の話になると、愚痴を言い始める人がいます。これは絶対にしてはいけません。
職場で初めて顔を合わせるアルバイト同士であれば、職場や社員の悪口を言い合うことで意気投合することがありますね。同じ苦労をしていると思うと連帯感が生じるのかもしれません。こうした経験があるからか、職場の話=不満という構図が見られます。ですが、人事部は職場に対する不満には興味がありません。あなたの不満に共感を持ってくれる可能性はゼロです。むしろ、不満を抱きやすい人物である、という判断を下すでしょう。
私は人材エージェンシーの登録希望者の面接を行っていました。就職の面接ではないせいもあるのでしょう、アルバイト雇用の人は特に、職場の悪口を言います。中には、「社長と女性専務が恋愛関係で」とドラマのような話を披露された人もいました。友達であれば、職場の悪口は面白い話です。ですが、人事部の面接官は、みなさん社員です。悪口を言われてしまう立場ですね。どうしても楽しく聞くことができません。
とはいえ、嘘をついて職場を褒め称える必要もありません。職場の問題点については、公平な立場を忘れずに、伝えるようにしましょう。
例えば
「アルバイトなのに、社員と同じ仕事をしている。これで給料が違うのは信じられない」
という人がいたとします。1.でも触れましたが、「社員と全く同じ仕事」はありえません。ですが、実際にアルバイトでありながら重要な仕事を任されるケースは多いと思います。不満ではなく、この理不尽さを巧く伝えるには、どうすればいいでしょうか。
「私は商品の入荷発注業務を担当していました。大切な仕事を任されるのはやりがいがあったのですが、社員の方のチェックがないので、その点は不安でした。業務も複雑で、私にしか分からないことも増えていて、もし私が辞めることになったらどうするのか、という心配が常にありました」
という表現であれば「社員がチェックしないほど、仕事が正確だった」「複雑な業務を1人でこなしていた」「責任感がある」という好印象を与えるのではないでしょうか。わざわざ悪口を言わなくても、問題のある職場だということは充分に伝わります。
反対に、職場の良い点はきちんと伝えましょう。「手を挙げれば、新しい仕事をどんどんやらせてくれた」「私がわからないことを、社員が時間を割いて丁寧に教えてくれ、とても勉強になった」「10円単位だったが、毎年必ず昇給してくれた」など、さりげなく、自分の積極性や職場からの評価をアピールできるといいですね。
