新しい会社で手に入れるものは、尊敬できる上司
あなたの社会人としての日々は始まったばかりです。お給料や待遇、ステップアップのチャンス、それらを最初から望むのは難しいですね。むしろ、それらを手に入れるために、仕事をするのだと言っても過言ではないでしょう。
仕事を通じて手に入るものには、どんなものがあるでしょうか。お金はもちろんですが、スキルや人脈、仲間、やりがい...。これらはただ待っていても手に入りません。自分から行動を起こすべきです。
しかし、具体的にどうしたらいいのか、途方に暮れる人もおられるでしょう。転職のお世話をした第二新卒の方々に、私が必ずしたアドバイスがあります。
「尊敬できる上司を探し出してください」
自分の直属の上司が尊敬できる人物であればいいのですが、世の中はそう簡単ではありません。あなたの以前の職場での上司はいかがでしたか? いろいろな事情はあるでしょうが、上司が尊敬できれば、あなたは辞めなかったのではないでしょうか。同じ部署でも、直属でなくてもいいのです。まずよく周囲を見渡し、人を観察しましょう。誰がどんなふうに、どの仕事をしているのか。よく見ていれば、人間関係も見えてきます。上司が尊敬に足る人物かどうか、わからなければ、まず尊敬できる先輩を探しましょう。そして、その先輩が尊敬する人物を見つけてください。くれぐれも、先輩に直接「あの上司は尊敬できますか?」と尋ねないようにしましょう。素直なことも直球勝負もいいことですが、こうした人間関係には慎重になる癖を身につけるべきです。「社内に尊敬している人はいますか?」という質問はOKです。この質問のニュアンスの違いがわかるようになってください。
尊敬できる上司を見つけたら、まず、自分を覚えてもらいましょう。周囲から尊敬される人であれば、部署が違っても、慕われることを嫌がりません。挨拶を交わし、世間話ができるようになったら、仕事の悩みなどを相談してみましょう。会社によっては、直属の上司ではなく、他部署に仕事の相談をすることはタブーという場合もあると思います。ですが、個人的な相談であれば、会社や周囲の悪口を言わない限り、またその上司が本当に信頼できる人物であれば、問題にはならないはずです。
相談を通じて、あなたは視野の広げ方を学べるはずです。仕事に対する姿勢、ストレスの対処法、社内コミュニケーションの取り方、あらゆることを吸収してください。尊敬できる上司を探すことが重要なのは、最初から正しいスタイルを会得するためです。最初の土台ができあがれば、仕事上のトラブルや悩みなど、多少のことではびくともしないタフさが身につきます。効率的な仕事の進め方などは、後から付いてくるものです。仕事の結果や、昇給やステップアップも後からです。
