ビジネスマナーをアピールポイントに
転職を考えると、資格が気になりませんか?職務経歴書に書き込むことがなくて、憂鬱になりませんか?
仕事にはまじめに取り組んできたけれど、いざ転職するとなると、特技が何もない。そういう相談を、何度か受けたことがあります。
転職で重要なのは、「企業が求めている能力と、自分のスキルが同じかどうか」です。よく誤解されているのですが、「私は優秀ではないから転職できない」と考える方がいらっしゃいます。もちろん、転職に有利な資格や経験を持っている人は、すぐに次の仕事が決まるかもしれません。ですが、どんな資格があっても、ニーズのないところには就職できないのです。あなたがどのような職歴であっても、共通して言えることがあります。あなたは社会人として、実際に勤務し経験を積み、しっかりとしたビジネスマナーが身についています。これこそがあなたの武器なのです。
ビジネスマナーと言うと、名刺の渡し方、挨拶文の正しい書き方、という発想になりがちですが、私が取り上げたいのは、そういうものではありません。遅刻をしない、約束の時間内に仕事を仕上げる、仕上がらない時は前もって報告する、職場で円滑なコミュニケーションが取れる、そういった毎日のことなのです。しかしこういう日々の勤務態度は面接ではわかりにくいものです。では人事担当者はどういうところで判断しているのでしょうか?
面接に遅刻をしない。これは当たり前ですね。では、もし遅刻しそうになったら、どうしますか? 在職中の転職活動なら、急な残業もあるでしょう。まずは、なるべく早くに遅れる旨を電話連絡しましょう。そして必ず、到着できる確実な時間を伝えましょう。
履歴書に書き忘れはありませんか? 記入日を空欄のままにしている人がよくいますが、面接日(送付の場合は記入日)の記入を忘れないでください。ここが空欄ですと「ケアレスミスが多いタイプ」と判断されるかもしれません。当然ながら、写真は絶対に貼ってください。写真がないと、大勢が面接を受けている場合、面接官の記憶が混乱してしまうことがあります。特技や自己PR欄は埋めていますか? ここを「やる気があるかないか」の判断にしている人事担当者もいるのです。なるべく多く書き込みましょう。
職務経歴書には、職務内容を細かく記載してください。コンピュータースキルについて、特殊なソフトを使っていれば、それも忘れずに。課の移動がなくても、仕事内容が増えていれば、それも年を区切って書いてください。
履歴書、職務経歴書ともに、読みやすい字で丁寧に。修正が三ヶ所以上になれば、新しく書き直すべきです。これは、自分にとってこの履歴書が大切なものである、という姿勢を示すためと、相手に対する礼儀です。
面接の日は、失礼でない服装を心がけましょう。スーツもいいですが、在職中なのでいつもと違う格好ができない、という方もおられるでしょう。その場合はカジュアルフォーマル(スーツではなくても、フォーマルな印象を与えるシンプルな服装)にしてください。
面接では、人事担当者が部屋に入ってこられたら、立ち上がって一礼しましょう。そして挨拶し、自分の名前を名乗ってください。これで担当者の第一印象がよくなります。
